+6.2pipsの微益撤退…!シンプルな分析で押し目買いを狙ってみた

トレード記録

今回はEUR/USDで押し目買いを仕掛けました。
結果は微益撤退とうまくいかず。

最近の相場は動くようになってきたものの、大きい利益はまだ狙えないですね。
こういった「凪の相場」でも利益をとれるようにするにはどう立ち回ればいいのか考えさせられるトレードとなりました。

今回の戦略立てでは、通貨ペア選びのところから含めて記載しています。
またできるだけ分析をシンプルにするため、マルチタイムフレーム分析を日足、1時間足、5分足のみを使って行いました。

この日の相場状況

ざっくりとこの日の相場状況をまとめます。

15:45に黒田総裁発言
20:20にBOE金利発表

円:売りだが直近は戻しの動き
ドル:若干売り傾向で直近は停滞

この日も以前の相場から続いて円とドルが主役になっていたので、そのペアをチェックしていくことにします。

クロス円

パッと見できれいなトレンドはユーロ円、ポンド円、豪ドル円

それぞれについてさらに詳しく分析します。

ユーロ円:132.6のレジサポが堅そうで逆行リスクあり
豪ドル円:84.1のレジサポが堅そうで逆行リスクあり
ポンド円:大きな下降波の起点となった155.0で戻されているが、押し目付近に過去に意識されているレジサポ154.5がありMA50とも重なりそう。テクニカル的には下降波の起点より押し目のレジサポの方が強そう。

以上よりポンド円が比較的チャンスがありそうと考えました。

ドルスト

パッと見できれいなトレンドはユーロドル、豪ドル
こちらもそれぞれ分析します。

どちらも押し目付近で小幅なレンジを形成しもみ合っている。
押し目は過去のレジサポと重なっており有力な押し目候補。
ユーロドル:決済まで値幅は30pipsほど
豪ドル:決済まで値幅が20pipsほどもない

決済までの値幅を考慮すると豪ドル円がよさそうですね。

よってこの日は下記の通貨ペアを監視することにしました。

監視通貨ペア:ポンド円、ユーロドル
追記)20時のBOEで暴落し形が崩れたため監視から除外

しばらくして、ユーロ円が押し目から反発の動きを見せたのでエントリーとなりました。
その時の戦略からエントリーまでの流れは下記のとおりです。

戦略立て

冒頭にも記載した通り、今回はできるだけ分析をシンプルにするため日足、1時間足のみでシナリオを考えてみました。
エントリーはいつも通り5分足です。

基準足:1時間足

【EUR/USD1時間足】

下降トレンドからの転換
パッと見できれいな波を描いて上昇している。

MA20,50はMA100を上抜けており上昇トレンドへの転換を示唆しているが、MA100はほぼ横ばいでレンジになる可能性も残している。

しかし押し目候補は過去に意識されているレジサポと重なっており、MA50とも重なる。

なのでテクニカル的には有力な反発の材料がそろっているといえる。
MA100がまだ横ばいで上昇トレンドとは言い切れないが、押し目買いの期待値は高いと考えた。

また、押し目買いした時の決済候補である前回高値までは30pips程度あり、十分な値幅が確保できている。

次に上位足でエントリー方向に邪魔となる抵抗帯がないか確認する。

上位足:日足

【EUR/USD日足】

上昇トレンドからのレンジ
すぐ近くに邪魔になりそうな抵抗帯はなさそう。

1.20000のキリ番付近は値が反応しており意識されている。
なので利益を伸ばした場合の最終目標はこのキリ番がよさそう。

以上、今回の戦略をまとめると下記のとおりです。

  • 1時間足MA50からの押し目買い
  • 押し目候補にはレジサポ、MA50が重なっており反発の見込みが高い
  • MA100がまだ横ばいで上昇トレンドとは言い切れないのが懸念点
  • 日足で邪魔になりそうな抵抗帯はなく伸びしろは問題なさそう

エントリー

下位足:5分足

【EUR/USD5分足】

押し目付近で小幅なレンジを形成してもみ合っている状態。
このレンジを上にブレイクしたタイミングでエントリー

決済は前回高値までの+30pipsに設定。
損切りはレンジ下限の少し下の-22pips設定。

エントリー内容をまとめると下記のとおり。

  • エントリー:1.19373
  • エントリー時間:15時55分
  • ロット:10枚(10万通貨単位)
  • 損切り:1.19153(-22pips)
  • 利益確定:1.19673(+30pips)
  • 損益比率:1.36

結果

エントリーから5時間ほどたったときの5分足チャートがこちら。

なんとも微妙で上がりきらない動きです。

そして翌昼の5分足チャートがこちら。

一旦は上昇を見せたものの高値更新できず、押し目と考えていた価格まで戻ってきてしまいました。

1時間足チャートでもMAは絡み合っており、下降雲も出始めたことからレンジに移行している可能性が高いと判断。
ここで+6.2pips(+6,873円)で決済しました。

振り返り

テクニカル的には悪くないと思ったのですが、結果は微妙でしたね。
損切りには至らなかったのでまあヨシとしましょう。

結果的には上昇トレンドにならずレンジの形になりました。
理由は1時間足で上目線だった人と4時間足で下目線だった人の攻防でもみ合ったからだと考えています。

今回はやり方をできるだけシンプルにするため、4時間足や週足での分析を省いたのですが良かったのかどうか…。
分析が少なくなって戦略は立てやすくなりましたが、4時間足との売り買いの攻防に気づけませんでした。
それを踏まえるとデイトレレベルでは、少なくとも4時間足は省かないほうがいいかもしれませんね。

また、転換部でトレードしたのは良くなかったかなと思います。
中期足のトレンドに乗ることが原則なのに、1時間足のMA100が横ばいでトレンドがまだ確定してない状態でしたからね。

しかしトレンドの確定を待っていると、すでに上がりきってしまっていることも多いというジレンマ…。

なかなか難しいです。
相場の雰囲気を早くつかめるようになりたいですね。

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