今回もユーロ円をトレードしました。
手法は1時間足の戻り売りです。
前回は損切りを建値に移動するのが早すぎて建値決済となってしまいましたので、そのリベンジです。
結果としては、手痛い失敗トレードとなってしまいましたが、反省として今後のルールを設定しました。
がっつり反省して次に生かしたいと思います。
戦略立て
中期:1時間足
こちらは1時間足チャートです。
現在も下降トレンドを形成中。
青い線の50MAに反応していそうですね。
ここから前回安値までの約20pipsの戻り売りを狙います。
損切りは前回高値。こちらも約20pipsほどになりそう。
なので損益比率は1:1程度は確保できそうです。
また、前回の反省を踏まえて、損切りはすぐに移動しないようにします。
では次に、長期足で戻り売りの抵抗になりそうなものはないか見ていきます。
長期:日足
こちらは日足チャートです。
2本のチャネルラインに挟まれながら上昇トレンドを継続中。
チャネルラインの中央付近まで落ちてきていますが、前回の高値まではまだ少し伸びしろがあります。
よってトレード可能と判断。
ただし、いつ上昇に転じるかわからない位置なのでムリは禁物ですね。
今回の戦略をまとめると下記のとおりです。
戦略まとめ
- 長期:日足は上昇トレンド。現在はチャネルの中央付近。伸びしろあり。
- 中期:1時間足は下降トレンド。MA50からの戻り売り。
- 損益比率:1:1程度
エントリー
こちらは5分足チャートです。
大き目のダブルトップ(小さなダブルトップ+小さなトリプルトップ)を形成しているように見えます。
これをサインとして131.245で30枚売りエントリー。
損切りは131.460に設定し-21.5pipsまで許容。
利益確定は131.000に設定し+24.5pipsまで確保。
結果
こちらはエントリー後の5分足チャートです。
エントリー直後に損切りにかかってしまいました。
(131.462で決済、-21.7pips:-65,100円)
懸念していたとおり、上昇トレンドに転換してしまっています。
振り返り
今回のトレードの悪かった点は下記の2点と考えました。
またそれら失敗の原因は精神面にあると思います。
- 悪かった①:戻り売りの根拠が弱い
- 悪かった②:長期足や抵抗帯の分析が形だけになっている
- 失敗の原因:前回のトレードで逃した利益を取り戻したいという欲
悪かった①:戻り売りの根拠が弱い
MA50はほとんど意識されていない
上記はトレード時の分析に使った1時間足チャートです。
今回のトレードは1時間足のMA50(青い線)からの反発を根拠としていました。
しかし、ひいき目に見てもMA50では過去に一度しか反発していません。
この反発もトレンド発生前なのでなおさら微妙です。
これではとても意識されているとはいえませんね。
改めてみると、パッと見ではMA20がやや意識されているかな?といった程度。
なのでMA50からの反発はそもそも根拠として弱かったと思います。
MA50以外に反発の材料がない
トレードの根拠は多ければ多いほどいいと思いますが、今回はMA50以外にありませんでした。
それではまず勝てなさそうですよね。
ほかの材料が最低でも一つくらいは必要だと思います。
たとえば前回の安値やチャネルライン、キリ番などですね。
悪かった②:長期足や抵抗帯の分析が形だけになっている
「チャネルの中央付近」はトレードは控える材料になる
こちらは再び1時間足チャートです。
現在の値が日足の上昇チャネルの中央付近にあることにはトレード前に気づいていました。
しかし、僕はそのことをあまり深く考えずトレードしてしまっています。
「チャネルの中央付近」は、レンジの中央みたいなもので上下どちらにいくかわからないということ。
上昇チャネルなのでやや上方向への勢いの方が強いとも考えられます。
つまり「売りづらい相場」といえるでしょう。
そんな中で、僕は売りエントリーしてしまっているわけなので期待値は低くなってしまいます。
期待値が低いのをわかったうえで短期で小さい利益を狙う!とかはありだと思いますが、僕はそうじゃなかったので失敗ですね。
ピンバーなど抵抗のサインに気づかなかった
こちらは1時間足チャート。
こちらは日足チャートです。
どちらにもピンバーが見られます。
「このあたりになんらかの抵抗があるかもしれない」くらいは考えておくべきでしたね。
また、日足で見ると前回の高値から半値あたりまで落ちてきています。
ここから押し目買いが入ってくることも頭に入れておくべきでした。
これらのことは材料としては弱いかもしれませんが、「わかったうえでトレードする」のと「わからないままトレードする」のでは大きな差になると思います。
失敗の原因:前回のトレードで逃した利益を取り戻したいという欲
悪かった点①、②のとおり、あとから考えれば「なにをやってるんだ…」という感じです。
しかし、トレードする瞬間は「よし、たぶん勝てるだろう」くらいのことを思っていたと思います。
つまり、こういったしょうもない失敗こそメンタルに左右されやすいんだと思います。
今回でいえば、前回のトレードで逃してしまった利益を取り戻したいという欲に振り回されてしまいました。
人間はこのようなお金にかかわる欲とか恐怖とかはコントロールできないと思います。
なので明確なルールを決めて対策します。
今後のルール
- トレードの根拠は少なくとも2つ以上にする
- トレード前にブログ記事の下書きをして言語化する
このように根拠は少なくとも2つ以上とすることで、トレードするための最低限のハードルを設定します。
また、トレード前に言語化というワンクッションを入れることで、衝動的なトレードをなくしつつ、自分の戦略を客観的に見ることができます。
今回の失敗は冷静になればどれも簡単に見つけられるものだったので、これで防げると思います。
欲は出てしまうものなので、仕組みをつくって対策しました。
次のトレードではこのルールをきちんと守って挑みたいと思います。
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