5月末から本格的にデイトレ、スイングを始めて、いくつかの気づきがありました。
手法にこだわり過ぎるあまり、重要視していなかった部分です。
今後のトレードを少しでも良くするため、自分の気づきをまとめて情報の整理をします。
結論として、下記のような気づきがありました。
- 時間帯による相場の変化をほとんど意識していなかった
- 1日のトレード回数が多すぎる
- 短期足で数pipsなら簡単に取れると無意識に思ってしまっている
- 長期足トレードは向いていないかも
以上の気づきを踏まえて、今後のトレードは下記のようなルールを設定しようと思います。
- 1日のトレードはロンドン市場(15時〜18時)で1回、ニューヨーク市場(21時〜24時)で2回を限度とする
- 短期、中期足のトレードに限定する
- 目標として月200pips(1日10pips)を設定する
それぞれの気づきについて詳しく説明します。
気づきのまとめ
まずはどんな気づきがあったのかを具体的にまとめ、整理します。
そのあと、それを今後のトレードにどのように活かすのか?というところにつなげます。
気づき①:時間帯による相場の変化をほとんど意識していなかった
為替相場は「今、世界のどの市場が開いているのか?」によって動きが変わります。
ざっくり言うと、日本では朝から夜までに「日本→ロンドン→ニューヨーク」という順番で市場が移り変わります。
そしてそれぞれの市場ごとに特徴があります。
特に重要なのは、「ロンドンとニューヨーク市場が開いている21時〜翌2時」に市場参加者が最も多くなるということです。
市場参加者が多いと、取引量が増えて値動きが活発にトレードによる利益をとりやすくなります。
なので、トレードするに当たってはこういった時間帯による相場の変化を意識することがとても重要です。
しかし、僕は朝にその日の相場分析を終えると、チャンスがあれば張り切ってポジションをとっていました。
比較的稼げない朝や昼の時間帯に、です。
そして、夜になる頃にはトレードによる疲れで集中力を消耗し、悪いコンディションでニューヨーク市場を迎えます。
さらに悪いときは、午前中のトレードで含み損を抱えて、夜で取り返すべく精神的に焦った中トレードしていました。
これでは客観的に考えて勝てなさそうですよね。
気づき②:1日のトレード回数が多すぎる
いわゆるポジポジ病です。
実例がこちら。
これはある一日のトレードの約定履歴の一部です。
この日は合計30回ほどトレードしていました。
ひどいですよね…笑
一回負けると感情的になってしまい、その後にポジポジして取り返そうとしてしまいます。
たまに運良く取り返せたりするので、その甘い体験がまた新たなポジポジを生み出してしまいます。
ポジポジ病は必ず改める必要があります。
気づき③:短期足で数pipsなら簡単に取れると無意識に思ってしまっている
これは気づき②につながる部分があります。
数pipsだけでもサクッと取り戻そうとして、さらにマイナスが大きくなるパターンです…。
短期になるほど狙う値幅が小さくなり、スプレットの影響が大きくなるので利益が取りづらくなります。
また、エントリー・決済の判断もより早く行う必要が出てくるので難易度は上がるはず。
こういった客観的な事実をしっかり認識してルール化する必要がありますね。
気づき④:長期足トレードは向いていないかも
先週に一度だけ長期トレードをしました。
そのトレードでは「戦略立て→シナリオ→エントリー→決済」はすべて自分のルール通りに実行できました。
結果は損切りとなったもののそこは問題とは思っていません。
ではなぜ長期足トレードに向いていないと考えたか。
具体的な理由は下記の通りです。
指標発表をはじめ、ファンダメンタルの影響を受けやすくなる
僕はテクニカル分析に基づいてトレードを行っています。
いくらテクニカル的に優位性のあるエントリーができたとしても、のちにより強いファンダメンタルの材料が出てしまえば相場の流れは変わってしまいます。
なのでファンダメンタルの影響はできるだけ少なくする必要があると考えました。
そのためには、やはりポジションを持つ時間が短くするしかありません。
その他のチャンスに資金を回せない
長期足トレードでは当然ポジションを持つ時間が長くなるので、投入した資金を長い期間拘束されます。
その間にほかのチャンスが巡ってきても資金が回せません。
資金が少ない間の長期トレードは機会損失のリスクがあるなと感じました。
含み損が出た場合、長期間ストレスにさらされる
これは僕の性格上の問題ですね。
長期足を軸にしている以上、含み損が長く続いてしまうこともあります。
問題はこれに耐えられるか?ということです。
僕はけっこうストレスを感じてしまい性格上あまり向いてないのかなと思いました。
資金が少ない現状では、長期足トレードを行うのは優位性が低いのかなと感じました。
今後のルール設定
上記で整理した気づきをどのように今後のトレードに活かすのかをまとめます。
1日のトレードはロンドン市場(15時〜18時)で1回、ニューヨーク市場(21時〜24時)で2回を限度とする
これは気づき①~③から考えたルールです。
トレードの時間帯と回数を制限します。
このルールを守れば下記のようなメリットが生まれます。
- 市場参加者の多い時間帯にトレードできる
- ポジポジ病にならない
- トレード回数が決まっているので短期でも慎重になる
よって気づき①~③すべてに対応できるかなと思います。
短期、中期足のトレードに限定する
これは気づき④に対応します。
資金の少ない間は長期トレードを控えようと思います。
目標として月200pips(1日10pips)を設定する
これは気づき②と③から考えました。
僕は目標として資産1億円を目指しているのですが、現状と比べるとあまりに遠い目標です。
実際、普段のトレードでは手法を磨くことだけが頭にあり、月間いくら稼ぐのかなどあまり考えていませんでした。
こういった意識がポジポジ病や安易な短期トレードにつながっているのかなと思いました。
なので直近の目標として月200pips(1日10pips)を考えました。
低い目標ですが、これすら達成できない人にそれ以上は望めないので小さく目標を上げていくことにしました。
とはいえ掛け金が10ロット(1万通貨単位)であれば、月間200pipsでおよそ20万円の利益になります。
月20万円あれば生活費としても十分ですし、掛け金も現実的です。
まとめ
今回の気づきやその解決策は、トレーダーなら常識的なものだったかもしれません。
僕もポジポジ病がダメなことくらいは知っていました。
ではなぜ実行できていなかったのか?
実行するために僕はルールを作りました。
- 1日のトレードはロンドン市場(15時〜18時)で1回、ニューヨーク市場(21時〜24時)で2回を限度とする
- 短期、中期足のトレードに限定する
- 目標として月200pips(1日10pips)を設定する
このルールを実行してトレードがどう変化したか?
そもそも実行できたのか?
こういったことをまた6月の終わりに評価したいと思います。
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