今回は過去トレードの分析を行いました。
最近、相場が難しく感じてしまいトレードで勝てていないからです。
成績が良かった時期のトレードデータを使って、どのように勝っていたのかのヒントを見つけたいと思います。
特に注目したのは、それぞれの勝ちトレードで共通点はないかということです。
頭でわかっていることと実践することは別物ということですね。
では、行った分析について詳しく見ていきます。
僕の基本的なトレード手法
過去トレードの分析に入る前に、まず僕のトレード手法について説明します。
結論として、ORZ(おつ)さんの手法を見本にさせてもらっています。
ORZさんの手法を実践しはじめてから成績が急に良くなったことが理由です。
安定して稼げる状態になるまでは、成功者をマネることが大事だと思うので、まずは徹底して同じ手法を実践します。
自分のアレンジを加えていくのはそのあとだと思っています。
orzさんの手法はざっくりいうと下記のとおり。
- MA20,50,100での反発を狙って押し目買い、戻り売り
- 簡単な相場でトレードする。わかりにくい相場でトレードしない
- MAや一目均衡表の雲を参考に簡単なトレンドを見つける
もちろんレンジの逆張りなどほかの手法でもトレードされていますが、押し目買い、戻り売りを基本とされていると思います。
僕も基本にならい、押し目買いと戻り売りを実践しています。
具体的な成績
orzさんの手法を実践し始めてからの成績がどの程度だったのか説明します。
今回分析するのは2020年11月~2021年1月の3カ月のトレードです。
この時期の成績は下記のとおりです。
- 2020年11月:+129.6 pips 勝率100%(トレード5回)
- 2020年12月:+36.7 pips 勝率50%(トレード6回)
- 2021年1月:+31.2 pips 勝率33%(トレード6回)
3か月の合計:65.8 pips/月 勝率45%
たしかに、プラス収支を維持できていますね。
また、勝率が低くてもプラス収支なので、損小利大を実現できています。
orzさんの手法を取り入れ始めたのは2020年11月で、その手法をしっかり実行できていたんだと思います。
しかし、今の成績はマイナスが続いています。
相場分析やエントリーの精度が甘くなっており、orzさんの手法の徹底ができていないことが原因ではないかと思っています。
好成績な時期のトレードを分析して、その共通点を抽出したいと思います。
分析結果
3カ月のトレードを一通り見直した結果、まず言えるのは勝ちトレードではORZさんの手法の徹底ができていたということです。
パッと見てエントリーすべきところがわかる簡単な相場でトレードできていました。
なので成功者をマネるというやり方は間違っていないと思います。
しかし、途中から勝てなくなったのも事実。
僕自身はORZさんの手法を徹底していたつもりなので、それでもなお勝てない理由を見つけないと今後も同じく勝てないでしょう。
なぜ、勝てなくなったのでしょうか?
さらに詳細にデータを見ると、勝ちトレードでは以下のような共通点が見えてきました。
- ①基準とした足のMAまできちんと引き付けてエントリーできている
- ②エントリーポイントが前回高値や安値と重なる
- ③エントリー前にしっかり戻しがある
上記について順番に見ていきます。
例として下図の豪ドル米ドルでの押し目買いのトレードを使って説明します。
このトレードはまさに教科書通りの押し目買いができており、50pipsほどゲットしています。
①基準とした足のMAまで引き付けてエントリーできている
こちらは基準足とした4時間足チャートです。
青い線のMA50が意識されているのがパッと見でわかります。
そして、きっちりとMA50まで引き付けてエントリーできていますね。
勝ちトレードではこれが徹底されていました。
一方、負けトレードではMAまで引き付けてエントリーできていないことが多々ありました。
その原因としては待ちきれずに焦ってエントリーしている場合や、すでにMAではねてしまっている場合などです。
ただ「遅すぎ」の場合は、途中から短期の波に乗っかることも戦略としてアリなんじゃないの?といったことも考えられます。
これはもちろんアリだと思っています。
しかし、短期でエントリーするなら短期の戦略を立てる必要があると思います。
中期の波の戻しで損切りになってしまうからです。
なので、特に損切りや利益確定は短期レベルのpips(10~20pips程度)で設定しないといけません。
中期の戦略で短期の波にエントリーするとダメということですね。
僕はまさにこのミスをけっこうやってしまっていました。
MAまでの引き付けはORZさんの手法の根幹なので、今後徹底しようと思います。
②エントリーポイントが前回高値や安値と重なる
上図は①と同じ場面の4時間足チャートです。
MA50で反発している価格を見ると、毎回ではありませんが前回高値と重なっていることがわかります。
前回高値では「反発を狙った買い注文」に加えて、「売り注文の利益確定」と「前回高値での売り注文の損切り」が重なるため上がりやすいといえます。
頭ではわかっているつもりでしたが、改めて分析すると実践できていないことがわかります。
あらかじめ前回高値に水平線を引いておいて、そこに近づくまではエントリーしないなど焦らないように工夫するといいかもしれませんね。
③エントリー前にしっかり戻しがある
再度、同じ4時間足チャートです。
大きな上昇の前にはしっかり戻しがあることがわかります。
逆に戻しが小さいところでは上昇も小さいです。
これは値動きが波の形になることを考えれば当然といえば当然です。
このときの市場心理は下図のようになっていると思います。
このように
- 売った人が利益確定しない
- 買いたい人が安くなるまで待つ
ため、しっかり戻しが入るまでは上がりにくいと考えられます。
分析まとめ
過去トレードの分析の結果、頭ではわかっているつもりでも実践できていないことが意外に多いとわかりました。
今後のトレードでは下記のことを意識したいと思います。
- 最重要:パッと見てわかる簡単な相場でトレードする
- 注意点①:MAまで引き付けてエントリーする
- 注意点②:前回高値や安値と重なるところでエントリーする
- 注意点③:戻しを待ってからエントリーする
トレード後の振り返りでも、こういったポイントをきちんと守れているかどうかを評価していこうと思います。
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